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2021年版 高級スポーツカー・ランキング 日本車が堂々のトップ3入り

おもしろい

毎年進化を続けるスーパーカーだが、いま最も優れた一台といえば、果たしてどのモデルになるのだろうか? その疑問に答えるべく、米時事解説誌の『USニューズ&ワールド・レポート』は、高級スポーツカー全17種を評価してランキングを発表した。

批評家の評価、パフォーマンス、インテリア、信頼性の観点から採点し、総合スコアを決定している。ひとえにスーパーカーといっても、そのスコアは6.0点から9.0点までかなり幅がある結果となった。2021年版のベストランキングを確認してみよう。

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1位:ポルシェ ボクスター

スコア:9.0
価格:5万9600〜9万6300ドル

唯一9点台のスコアを獲得し堂々の1位となったのは、業績好調のポルシェが自信を持って届けるボクスターだ。キレの良いハンドリング、パワフルなエンジンが豊富に揃ったラインナップ、そして高級感を演出するハイグレードな素材を使用したキャビンなどがオーナーたちを満足させている。2000年モデルではツーリングを意味するTモデルがボクスターとして初めて設定された。軽量化によるスポーティーな走りが持ち味だ。


2位:シボレー コルベット

スコア:8.9
価格:5万8900〜6万6400ドル

すらりとした薄めの車体がスポーツカーらしい印象を高めている。静音性に優れた快適な室内には、ドライバーの負担を軽減する各種先端テクノロジーが詰め込まれている。一例としてパーキングアシスト機能では、前方コーナーを3分割の映像で確認できるフロントカーブビューパーキングカメラに加え、リア側にもHDカメラを搭載する。スポーツカーには珍しい、ゆとりあるトランクも嬉しい。


3位:ポルシェ 911

スコア:8.9
価格:20万3500〜21万6300ドル

同じポルシェが手がける911は、ケイマンの倍ほどの価格帯だ。それだけあって、非の打ちどころのない俊敏性を備えている。乗り心地も抜群で、路面の凹凸をダンパーがしなやかに抑え込む。ドライバーの身体をしっかりとホールドするシートなど、インテリアの仕上がりのよさも良い評価につながった。2021年モデルではデザインを一新し、MTが廃止された。


4位:アウディ R8

スコア:8.8
価格:16万9900〜20万8100ドル

本ランキングのなかでも日産 GT-Rに次いで高価なシリーズとなる。V10エンジンが与えるパワー、ダイナミックなハンドリング、そしてソフトな乗り心地を備え、高級グレードにふさわしいクオリティを実現した。2021年型は馬力を強化したほか、フロントマスクをよりスタイリッシュにするなど、外観のリフレッシュを図っている。ボディータイプはクーペとスパイダーの2種類から選択可能だ。


5位:ポルシェ 718 ケイマン

スコア:8.8
価格:5万7500〜9万9200ドル

4位には、8.8ポイントのスコアを獲得した2車種が並んだ。なかでもポルシェ 718 ケイマンは、6万ドルを切るプライスで入手できる一台だ。信頼性評価も上々で、せっかく入手した愛車と長く付き合いたいというオーナーには最適と言えよう。2021年型では新たなラインナップとして、シャシーにチューニングを施したケイマンT、およびミッドシップモデルとしては初のGTとなるケイマンGT4が登場した。


6位:レクサス LC

スコア:8.7
価格:9万2950〜9万7510ドル

活き活きとしたパワートレインが好評。LC 500は478馬力の5L V8エンジンと10速ATが標準構成となり、ハイブリッドモデルでは359馬力を生み出す3.5L V6エンジンと2基の電動モーターを搭載する。どちらを選んでも力強い加速であり、とくにガソリンモデルはV8のエンジン音が耳に心地良い。ハイグレードなインテリアと故障率の低さも、満足感をいっそう高めてくれるポイントだ。


7位:メルセデス・ベンツ SLクラス

スコア:8.6
価格:9万1000〜11万4700ドル

メルセデス・ベンツ SLクラスが7位となった。ダイムラーの高級ブランドであるメルセデスの名に恥じぬ、快適な乗車体験が約束されている。路面の凹凸を感じないスムーズなドライブを、上質なレザーシートの上で満喫しよう。2021年型から、SL63 AMGがディスコンとなった。SLクラスは、USニューズ&ワールド・レポート誌が選ぶ高級コンバーチブル部門でも5位と上位に入選している。


8位:トヨタ スープラ

スコア:8.4
価格:4万2990〜5万5990ドル

2021年モデルが発表されると、日本国内では17年ぶりの販売再開、アメリカでは20年以上の空白期間を経ての復活劇となった。新型のデザインは旧スープラや2000GTなどの意匠の面影を引いており、非常にトヨタらしいスポーツカーにまとまっている。コックピットはコンパクトにまとまっており、視界と乗降のしやすさには若干の難がある。しかし、美しく仕上げられたインテリアにより、狭苦しい印象はまったく感じられない。

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9位:メルセデスAMG GT

スコア:8.3
価格:9万9950〜18万9750ドル

本ランキングも折り返し地点となり、高出力のエンジンとステアリングの反応の良さを兼ね備えた優秀なスポーツカーがひしめく。メルセデスAMG GTはこれらに加え、先端技術と安全装備を標準で多数用意することでライバルとの差別化を図っている。2021年型ではクーペとロードスターをそれぞれデザイン変更した。パフォーマンス・モデルのGT R PROもラインナップに加わり、磨き上げられたエアロフォルムが異彩を放っている。


10位:BMW 8シリーズ

スコア:8.3
価格:8万4900〜15万5500ドル

快活なエンジンが心地よい加速を生み出すほか、ステアリング・レスポンスも良好だ。2021年型は、シリーズ初の4ドアクーペとなるグランクーペをラインナップした。ホイールベースを既存モデルよりも延長し、ゆとりあるリアシートを実現している。コックピットについてはデジタル化を推進し、メーターパネルがフルデジタル仕様となった。


11位:アウディ TT

スコア:8.3
価格:4万5500〜6万7600ドル

9位には同スコアで3車種が揃った。アウディ TTは、丸みを帯びた可愛らしい外観で愛されている一台だ。ベースとなったフォルクスワーゲン ゴルフから特徴を受け継いだ。基本構成でのエンジンは223馬力と控えめだが、ラグジュアリーな室内空間や燃費の良さなど、総合的なまとまりの良さでスコアを稼いだ。後部座席はかなり窮屈なため、実質的に2シーターと考えて割り切った方が良さそうだ。


12位:BMW Z4

スコア:8.0
価格:4万9700〜6万3700ドル

豊富なエンジンのラインナップは最大387馬力を誇るほか、キャビンの快適さにも配慮が行き届いているため、ツアラーとしても十分に活用できそうだ。ハンドルのキレ味はランキングトップのライバル勢にやや劣るものの、広い室内空間や先端テクノロジーを扱いやすくまとめたインフォテイメントなど、居住性の良さでカバーしている。2021年モデルでは最上位グレードにM40iが登場した。アクティブダンパーや先進の運転支援システムなどを惜しみなくフル装備している。


13位:ホンダ NSX

スコア:7.9
価格:15万7500ドル

北米では同社の高級ブランドであるアキュラから、アキュラ NSXとして販売されている。あらゆるドライバーを満足させる、そつのないパフォーマンスが売りだ。2021年型で大きな変化は見られないが、従来同様、 スポーツカーとしてはかなり快適な乗り心地を楽しむことができる。パフォーマンスやインテリアの豪華さなど、突出したアドバンテージがないのが弱みと言えば弱みだろうか。


14位:ジャガー Fタイプ

スコア:7.8
価格:6万1600〜10万5900ドル

14位は2車種がタイに。ジャガー Fタイプは標準でも強力なエンジンを搭載するが、オプションでスーパーチャージャーも選択可能だ。クーペとコンバーチブルの2種で展開し、前者はクラス平均よりもゆとりあるラゲッジルームを備える。実用性十分に思えるが、小ぶりなシートとラフな乗り心地でややスコアを落とした。2021年型ではApple CarPlayとAndroid Autoに対応するなど新技術を取り入れる一方、MTがディスコンとなっている。


15位:日産 GT-R

スコア:7.8
価格:11万3540〜21万740ドル

加速の立ち上がりの良さだけでなく、コーナリング時の安定性にも定評がある。揺れの軽減に貢献しているのは、GT-Rが誇る強力なサスペンションだ。良好なハンドリングもストレスを軽減してくれるポイントとなっている。2021年型ではピュアエディションが廃止され、新たにGT-R生誕50周年記念車がお目見えした。プレミアムエディションをベースとし、GT-Rレーシングカーを思わせるツートンカラーでカラーリングが施されている。


16位:メルセデス・ベンツ SLCクラス

スコア:7.6
価格:4万9950〜6万4650ドル

躍動感あるエンジンを搭載しながら、非常に扱いやすくまとまったモデル。SLKから名称を変更し、高級ロードスターを示すSLにCを付加したSLCとした。Cクラスとの設計上の類似性を強調した形だ。パワー十分のターボチャージャー付きエンジンを備えながら、その燃費は高速道路上で最大13km/Lと良好だ。2021年型では、SLCの最終版となるファイナルエディションが登場した。初代SLKを彷彿とさせるイエローストーン・カラーが用意されている。


17位:アルファロメオ 4C

スコア:6.2
価格:6万7150ドル

そのスポーティーな加速に、心ゆくまで酔いしれたい。正確なハンドリングと燃費の良さもプラスポイントだ。アメリカでの2021年のラインナップには、限定版となる4Cスパイダー イタリアが登場した。特別にデザインされたカーボンモノコックと直4ターボエンジンが、まるでレースコースを駆け抜けるかのような走る悦びを与えてくれる。決して快適性を追求した乗り心地というわけではないが、スピードを追求するストイックな姿勢を感じさせる。

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最高にパーフェクトなタイミングで撮られた45枚の写真
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