食・料理
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おかずやおつまみとして人気の角煮。味がしみ込んだ角煮の美味しさは格別である。豚の角煮は、炊飯器を使って気軽に作ることができるのをご存じだろうか。圧力鍋などの火加減の操作もいらないこの調理法、初心者にもトライできるのが嬉しい。本記事では炊飯器を利用した角煮の作り方について解説する。
角煮というと難しい料理というイメージもあるが、炊飯器を使えばごく気軽にできる。豚の角煮を作るために必要な材料やコツを見ていこう。
豚の角煮を作るために必要な材料をリストアップする。豚肉だけではなく、大根や煮卵も加えるとボリューミーなおかずになる。豚の角煮を作るための材料を紹介する。
炊飯器を使った豚の角煮の作り方の工程を説明する。
これで美味しい豚の角煮ができあがる。アルミホイルを乗せて炊くのは、汚れが飛び散るのを防ぐためである。後片付けも考えながら工夫をしてみてほしい。
豚の角煮をトロトロの食感で作りたい場合には、思いがけない飲料が役に立つ。ワンランク上の豚の角煮の作り方を解説する。
トロトロの角煮を作るための秘密、それがコーラである。コーラを加えることで、豚肉が柔らかくなる。この理由は、コーラによってたんぱく質分解酵素が活発になり、豚肉の組織が分解され柔らかくなるためといわれている。(※1)「肉にコーラ?」とぎょっとするかもしれないが、和食でも砂糖の出番は多い。それほど驚くことではないのである。
コーラを使った豚の角煮を作る場合には、材料は以下のようになる。
コーラを使った角煮は、作り方も多少変わってくる。
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コーラのもたらす効能をぜひ試してみてほしい。
炊飯器で作る豚の角煮、失敗しないためのコツがいくつかある。決して難しいレシピではないが、要所要所を押さえてさらに美味しく食べてほしい。そのためのポイントを見てみよう。
豚肉が柔らかくなるのは、炊飯器で40分以上加熱することが条件になるといわれている。炊飯モードで炊いた後、まだ肉が硬いようであれば追加炊飯で好みの柔らかさに調整できる。硬く仕上がった場合も慌てずに、さらに炊飯モードで加熱してみてほしい。また、最初に肉を水だけで煮込むことで、あとから入れる調味料がしみ込みやすくなる。このあたりもトライしてみてほしい。
豚ブロックはきっちり500gで販売されているわけではない。多少の差異はあるので、肉の重さに応じて調味料や一緒に煮込む食材も臨機応変に量を調整してほしい。甘辛さの加減も、個人の嗜好によるところが大きい。自身や家庭の好みの味にするために、上手に調味料を調整するとよいだろう。
豚肉の角煮は、炊飯器を使って手軽に作ることができる。豚肉の大きさに合わせて調味料や香味野菜を用意し、炊飯モードや保温モードだけで美味しく仕上げることができるのである。トロトロにしたい場合には、コーラも活用できる。おかずやおつまみとして活躍してくれる豚の角煮、炊飯器で美味しく作って家族を喜ばせてみよう。
(参考文献)
※1.ライオン株式会社「「コーラ」に漬け込むだけで安くてかたい肉が高級ブランド肉並みのやわらかさに!? : おばあちゃんの知恵袋LABO」
https://lidea.today/articles/590
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。