食・料理
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キムチを食べた時、酸っぱいと感じたことはないだろうか?酸っぱいキムチは腐っているのが原因ではなく、ある理由が関係している。この記事ではキムチが酸っぱくなる理由や酸っぱいキムチの救済方法などを紹介していく。
酸っぱいキムチを口にした時、腐っていないのか心配になる。しかしキムチが酸っぱくなる原因を知っていれば、食べられるのかの判断を自分で行うことができるだろう。
最近では、スーパーやコストコで牛角や宗家などの人気店の韓国キムチも手軽に購入できる。しかし自宅で食べた時、酸っぱい匂いがして心配になることはないだろうか?キムチが酸っぱくなる原因は、キムチに含まれる乳酸菌が増え、乳酸発酵を起こしているからだ。キムチに含まれる乳酸菌は、室温が高いと発酵が進むので、冷蔵庫などで冷やして保存するようにしたい。
キムチが酸っぱくなる原因としてもう1つ考えられるのが、酸味料だ。キムチを作る時に、発酵させないように酢酸ナトリウムなどの添加物を加えて作る場合がある。添加物による酸味を加えることで、賞味期限を長くすることが可能になるからだ。
酸っぱいキムチは場合によっては腐っていることが原因の場合もある。腐っているキムチはカビが発生していたり、食べた時に口の中がしびれるような苦みや酸味を感じたりする。これらの症状がある場合は、腐っているのでキムチを食べるのを止めよう。
乳酸発酵によって酸っぱくなったキムチは調理することで酸味をやわらげることができる。おすすめの酸っぱいキムチの救済方法を覚えておこう。
酸っぱいキムチは加熱調理をすることで、酸っぱさを緩和させることができる。とくに炒めると甘みが増して食べやすくなる。
酸味のあるキムチに卵を入れると酸味が和らぐ。キムチの上に卵をトッピングしたり、キムチと卵を組み合わせた料理を作るのもおすすめだ。
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酸っぱいキムチもアレンジ料理にすることで、美味しく食べきることができる。おすすめの酸っぱいキムチを使った料理を紹介しよう。
酸っぱくなったキムチは刻んでキムチチヂミにするのがおすすめだ。少し酸味のあるキムチのほうがチヂミに入れた時に、味のアクセントとなって美味しい。
キムチスープを作る場合は、酸味のあるキムチのほうが美味しく仕上がる。発酵しているキムチは白菜も柔らかく食べやすいうえに、酸味があっさりとしたスープに仕上げてくれるのだ。
酸っぱくなったキムチが大量にある場合は、キムチ鍋などにすると大量消費に繋がる。キムチ鍋の場合は、ほかの具材もたっぷり入れるので酸味が気にならなくなる。
酸っぱいキムチは炒めることで、酸味が気にならなくなる。豚肉と合わせて豚キムチにすれば、酸味が気にならず食欲をかきたてる味に仕上がる。
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キムチを酸っぱくしたくないのなら、冷蔵庫で保存するのがいいだろう。キムチは温度が高い場所で発酵が進むので、冷蔵庫でも温度の低いチルド室に入れておくのがおすすめだ。また、すぐに食べきれない場合は冷凍保存しておくのもいいだろう。
酸っぱいキムチは発酵が進んでいることが原因のことが多く、食べても問題ない。しかし腐っている場合もあるので、しびれるような酸味を感じる場合は食べるのをやめよう。また発酵が進んで酸っぱいキムチは加熱調理をすると美味しく食べられるので、いろいろなアレンジ料理にして、無駄なく美味しく食べきってもらいたい。
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。