食・料理
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たっぷりの具材にクリーミーなスープが絡み、飲むと身体を温めてくれるクラムチャウダー。ご家庭ではクラムチャウダーの具材にどのようなものを入れているだろうか。ここではクラムチャウダーの具材や、アレンジ方法を紹介する。これを読めばクラムチャウダーを食べたくなってしまうこと間違いなしだ。
「チャウダー」と聞いたらハマグリやアサリなどの貝やじゃがいもが入った、クリーミーな白いスープを思い浮かべる人が多いのではないか。多くの人が想像する白いクリーミーなスープは「ニューイングランド・クラムチャウダー」といい、よくあるタイプのクラムチャウダーである。そもそもクラムチャウダーとは、具材がたくさん入ったスープのことをいい、アメリカで多く親しまれている。クラムチャウダーの「Clam(クラム)」は英語で二枚貝のことを意味し、「Chowder(チャウダー)」は魚肉や貝、鶏肉や野菜を煮込んだスープのことを指す。クラムチャウダーとは、厳密にいえば「二枚貝を使った具だくさんのスープ」なのだ。
クラムチャウダーの具材として、日本では魚介は「アサリ」や「ハマグリ」、肉類は「鶏肉」や「ベーコン」が使われることが多い。
クラムチャウダーに入れる野菜は、玉ねぎやじゃがいもが一般的だ。
本場のアメリカでは、スープが透明だったりクリーム系とトマト系の両方を使って作られたり、地域によってクラムチャウダーの内容が異なる。スープが地域ごとに異なるように、クラムチャウダーの具材も多種多様なのだ。ここではおすすめのクラムチャウダーの具材を紹介する。
アメリカではクラムチャウダーの具材に、「ホンビノス貝」をはじめとするさまざまな貝を使っている。本場の味を味わいたい人は、ホンビノス貝をクラムチャウダーの具材として使うのをおすすめしたい。ホンビノス貝は、砂をためこみにくい貝なので下処理も簡単だ。そのほかにも、「牡蠣」や「ほたて缶」、「ツナ缶」などの缶詰を入れても魚介のエキスが美味しいクラムチャウダーができる。
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アメリカでは、肉が主役となるチャウダーもある。「鶏肉」や「豚肉」を入れると、魚介だけではなく、肉の旨みも出た美味しいスープになる。
「ほうれん草」や「キャベツ」、「小松菜」などの葉物野菜をクラムチャウダーの具材として入れるのもおすすめだ。野菜の栄養も摂れて色合いもよい野菜たっぷりのクラムチャウダーができる。
クラムチャウダーはスープとして飲むだけではなく、いろいろな料理にアレンジ可能だ。クラムチャウダーに入れる具材が決まったら、次はアレンジしてみよう。
トマトソースベースの赤いクラムチャウダーのことを「マンハッタンクラムチャウダー」という。クラムチャウダーの具材を、トマト缶と一緒に煮込む。えのきやセロリを入れたりすると香りも出て美味しい。トマトの酸味がしみ込んだ、ひと味違ったクラムチャウダーの味を楽しむことができる。
クラムチャウダーはリゾットやパスタにアレンジするのもおすすめだ。クラムチャウダーの具材にしめじをお好みでプラスして、ごはんと一緒に煮込むだけでクラムチャウダーリゾットができる。また、クラムチャウダーに茹でたパスタを加え、少し煮込むだけで、クラムチャウダーがすぐさまクリームパスタに変身する。たっぷりと具材が入ったクラムチャウダー風味のリゾットとパスタを作ってみよう。
クラムチャウダーは、野菜もたっぷりで貝の旨みを味わえる美味しいスープである。クラムチャウダーの具材は、水煮缶や缶詰などを使用すると下処理なしで簡単に貝類を入れることができる。リゾットやパスタ、トマトソースベースのマンハッタンクラムチャウダーなどのアレンジ料理にもぜひ挑戦してみてほしい。