食・料理
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冬に旬を迎えるカニ。濃厚な味わいとインパクトのある見た目が特徴で、高級品としても珍重されている。年末年始のお祝い事やお歳暮など、贈り物としてもいただくこともあるだろう。そんなカニ、もし家で剥いて食べることになったら、あなたは上手に剥くことができるだろうか?うまくできずにヤキモキした経験があるという人もいるかもしれない。今回はカニを簡単に剥く方法についてリサーチをしていこう。
カニと一口にいってもその種類はさまざま。世界には約6000種もいるとされているが、日本で食べられているのは主にタラバガニ、ズワイガニ、花咲蟹、そして毛蟹だ。最近では栗ガニなど小さめのものをスーパーで見かけることもある。ここではもっとも手軽なキッチンバサミを使ったカニの剥き方についてお届けしていこう。
カニの剥き方といってもさまざまな剥き方が存在する。細かくいえば、種類によっても剥き方が多少異なる。カニしゃぶに使われる殻が持ち手になった棒状の剥き方はよく目にするが実はこれ、種類によってはうまくできない場合もある。今回は茹でたカニを味わうという趣旨で、カニの身を余すことなくしっかりと取れるような剥き方を紹介していく。
用意するもの
キッチンバサミ
軍手
ポイント
関節と関節をつなぐ柔らかい部分にハサミを入れると切りやすい
棘が刺さると痛いので軍手をすると安心
剥き方
(裏側に当たる白い部分が柔らかくハサミが入れやすいのでそちらからやるといい)
カニのハサミ部分は爪とも呼ばれ、フライなどにして食べる場合もある。
剥き方
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剥き方
慣れてくるとハサミなしでもカニを捌くことができるようになる。ただし、毛がたくさんで触れると痛い毛蟹はこの方法はあまり適していない。素手で簡単にカニを剥く方法を解説していこう。
カニを裏返して、足を一気に持ち、腹側に折り込んで胴体から脚をはずす。しっかりと茹でてあるものなら、意外に簡単に外れる。
剥き方
(殻の色が赤い方を外に向けて力を入れるといい)
ハサミ部分は硬いため、指の腹で押し出すことはできない。上から力を入れて殻を割ることもできるが、ここはハサミや包丁を使った方が安全である。
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キッチンバサミよりも小回りが効きにくいので、包丁で捌くのは難易度が高い。しかし、剥き方としてはキッチンバサミと同様だ。詳しく包丁で剥く方法も見ていこう。
剥き方
第二関節に包丁を入れて、脚を2つに分割する
剥き方
ハサミのすぐ下にぐるりと切り込みを入れる
剥き方
カニはこれからが旬。丸ごと手に入れたら、ぜひ余すことなく身を取り出して食べたい。初心者におすすめの簡単な剥き方は、キッチンバサミを使うこと。怪我をしないよう軍手をするとより安心して剥くことができる。ハサミや包丁はなるべく関節と関節をつなぐ柔らかい部分に入れるといい。もし硬いところに当たったら、無理はせず、柔らかい部分にハサミや包丁を入れ直すこと。簡単なカニの剥き方を習得して、美味しくカニをいただこう。
経歴:管理栄養士取得後、介護施設、病院にて給食業務、栄養管理業務に携わる。現在病院にて主に透析患者への栄養指導に携わる傍ら、栄養・健康分野の記事監修を手掛ける。