食・料理
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監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)
柔らかく煮込んだキャベツに、ジューシーな肉だねの組み合わせが魅力のロールキャベツ。とくに寒い季節は、食べたくなる方も多いだろう。そんなロールキャベツが残ってしまった経験はないだろうか。翌日に食べてもよいが、飽きてしまうこともある。そこで本記事では、残ったロールキャベツのリメイクレシピを紹介していく。主食をはじめ、スープやおかずなどをバリエーション豊かにお届けしていくので、ぜひ参考にしてほしい。
ロールキャベツは、スープの味付けや肉だねを活かしてスープ系の料理にリメイクできる。どんなリメイク料理があるのか、早速みていこう。
トマト味で煮込んだロールキャベツの余ったスープを使い、ミネストローネにリメイク。ロールキャベツやそのほか一緒に煮込んでいた具材が残っていれば、ミネストローネの具としてそのまま使える。具材が減っているなら、キャベツや玉ねぎを細かく切り、ソーセージやミックスベジタブルを加えるとよいだろう。
具材を入れて煮込んだら、仕上げにバターを少々入れるのがコツ。コクが出てより美味しくいただける。
ロールキャベツをたくさん包んだものの食べきれなかったときは、ロールキャベツの肉だねを活かした食べ応えのあるシチューにする方法もある。メインのおかずが物足りないときも、具だくさんのシチューであれば満足度もあがるだろう。
玉ねぎ・ジャガイモ・ニンジンなどを炒めたら、水を加えて煮込む。野菜に火が通ってきたら残っていたロールキャベツを入れて味をなじませよう。仕上げに市販のシチュールウを溶かして、牛乳を加えれば簡単に仕上がる。
残ったロールキャベツでも、立派な主食にリメイクできる。ロールキャベツをリメイクした、おすすめの主食メニューをお伝えしよう。
ロールキャベツをトマトで味付けした際に残ったスープは、トマトの風味にロールキャベツの肉だねの旨みが溶け出し、コクが増している。この残ったスープにオリーブオイルやニンニクを入れると、より風味豊かに味わえる。あとは茹でたパスタを絡めていただこう。
ロールキャベツのコンソメ味のスープをリメイクしたリゾットもおすすめ。野菜の旨みが凝縮されていて深い味わいになる。味に物足りなさを感じたら、さらにコンソメを足し、塩や黒コショウで味を調整するとよいだろう。ポイントは溶けるチーズを加えること。濃厚な味わいになり美味しくなるので、たっぷり入れてみよう。
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コンソメ味に限らず、トマト味のスープを使えばトマトリゾットになるので、こちらも試してみてほしい。
残ったロールキャベツは、子どもにも好評のカレーにリメイクできる。作り方も簡単だ。野菜はカレー作りのときと同じように準備し、肉はロールキャベツの肉だねを生かそう。ロールキャベツの肉だねであれば、子どもも食べやすくておすすめだ。
もちろん、ロールキャベツの残ったスープも投入。旨みが溶け出しているので美味しさもアップするはずだ。スープが少ない場合は水を足して、カレールーで味を調整していこう。
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ロールキャベツはおかずとしてリメイクも可能だ。ロールキャベツのジューシーな肉だねを生かして、旨みたっぷりのおかずができる。ロールキャベツをリメイクしたおかずレシピを見ていこう。
グラタンを一から作ろうと思うと、具材を切って炒めるといった工程が必要となる。残っていたロールキャベツを使えば、具材の準備の手間が省けて簡単にグラタンができるのでおすすめだ。
ロールキャベツは輪切りにして耐熱皿に並べる。あとはホワイトソースをかけてチーズを乗せ、オーブンで焼けば熱々のグラタンの完成だ。
ホワイトソースが必要なグラタンよりも、さらに手軽にできるのがチーズ焼きだ。ロールキャベツを食べやすい大きさに切って耐熱皿に並べ、チーズをかけてオーブントースターで焼こう。あっという間に作れるが、手の込んだ料理に見える、おすすめのリメイク方法だ。
また、ロールキャベツを何かの料理にリメイクするのではなく、反対にほかの料理をリメイクしてロールキャベツに作り変える方法もある。たとえば、残ったハンバーグをリメイクしてロールキャベツを作るレシピだ。
残ったハンバーグをキャベツで包んで煮込めば簡単にリメイクできるので、こちらのリメイク法も試してみてはいかがだろうか。
作りすぎて残ってしまったロールキャベツは、パスタやリゾットなどの主食をはじめ、スープやおかずとしてリメイクすることができる。ベースのスープはコンソメやトマト、和風出汁などがあるが、どの味付けのスープでもリメイクは可能だ。予想外に残ったロールキャベツを使ってリメイクするのはもちろん、翌日にリメイクするのを見越してあえて多めに作るのもよいだろう。さまざまなリメイクレシピをぜひ取り入れてみてほしい。