食・料理
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寒くなると食べたくなるおでん。長時間煮込むほど美味しくなると思っている人も多い。しかし、おでんはただ煮込めばいいというわけではなく、具材に合わせて煮込み時間を変えるのがおすすめだ。この記事では、おでんの煮込み時間について詳しく紹介していく。
おでんは長時間煮込むほど美味しくなると思われているが、実は具材によって最適な煮込み時間は異なる。
おでんの煮込み時間の目安は45分だ。つまりおでんは煮込み過ぎるのではなく、適度に煮込むことで、素材の味や食感を活かして美味しく食べられるということになる。
おでんは、さまざまな具材が入っているのが魅力でもある。一口におでんの具材といっても、煮えにくいものと煮えやすいものがあるのだ。そのため、具材によって煮込み時間を変えるのがいいだろう。
おでんは具材によって煮込み時間が異なる。おでんに使われる定番の具材の煮込み時間の目安をみてみよう。
大根は煮えにくいので、煮る前に隠し包丁を入れたり、電子レンジで加熱してから煮込むと味が染みやすい。大根の煮込み時間は45分だ。こんにゃくも大根と同様煮えにくいので、隠し包丁をし、大根と一緒に入れるのがいいだろう。
牛すじも煮えにくく、味をしっかり染み込ませたい食材だ。下処理がされていなければまず下処理(下茹で)を1時間半前後行い、大根やこんにゃくと同様、45分程度煮込むのがいいだろう。
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ウインナーは15分ほど煮込むだけで大丈夫だ。火が入りやすいので、最後の方に加えるようにしよう。
牛アキレスも下茹でをした後、牛すじと同様に45分程度煮込むようにしよう。
ちくわぶはちくわよりも煮込み時間が必要となるので、30分ほど煮込むのがいいだろう。
じゃがいもはおでんに入れると煮崩れしやすいので、下茹でしてから加えるのがいいだろう。じゃがいもは最後に加え、おでんが沸騰しないように注意しながら煮込む。また、煮崩れが気になる人は男爵よりもメークインを選ぶのがおすすめだ。
餅入り巾着やつみれ、厚揚げ、練り物などは煮崩れしやすく味が染み込みやすいので、15分ほど煮込む程度で大丈夫だ。さらにはんぺんは味が染み込みやすく柔らかいので、火を止める直前に加えるといいだろう。
たまごや昆布、白滝などは煮崩れしにくいので、大根やこんにゃくと同様のタイミングで入れるといいだろう。
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おでんの煮込み時間を短縮したい場合は、煮えにくい具材に隠し包丁をしておくのがおすすめだ。さらに大根やじゃがいもは下茹でしてから加えると、煮込み時間の短縮に繋がる。具材による煮込み時間の違いを短縮するために、下ごしらえのひと手間を行うようにしてみよう。
おでんは、長時間煮込むほど美味しくなると思われがちだが、具材によって煮込み時間を変えることが美味しいおでんに繋がる。味が染み込みにくい具材や煮崩れしやすい具材があるので、それぞれに適した煮込み時間を守るのがおすすめだ。また、煮込み時間を短縮するために、煮えにくい具材に下ごしらえを行っておくのもポイントだ。