食・料理
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監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)
国を問わず老若男女に愛されるスイーツ。定番のスイーツはもちろん、流行のスイーツが入ってくると瞬く間に行列ができるほど注目度は高い。スイーツ好きはもちろん、今までスイーツに興味がなかった人も必見だ。
まずは、世界の名物スイーツを一覧で見てみよう。一度は聞いたり食べたりしたことがあるスイーツでも、一覧で改めて見ると印象が変わってくるはずだ。ここでは、国別にスイーツを一覧で紹介する。
フランスといえばオシャレなスイーツが多く、目でも楽しむことができるのが特徴だ。ここでは、日本でも人気のフランス菓子を紹介する。
卵白と砂糖、アーモンドパウダーを混ぜ合わせて作った生地にガナッシュなどを挟んだ、フランスを代表するスイーツだ。コロコロとしたかわいらしくカラフルな見た目は、とくに女性に人気だ。
タルト生地の上にキャラメリゼされたリンゴがたっぷりとのったパイだ。一般的なタルトの作り方と異なり、煮たリンゴの上にタルト生地をのせて焼く。型から取り出す際にひっくり返すため「タルト・ランヴェルセ」とも呼ばれる。
パイ生地とクリームを交互に重ねて作られるスイーツで、断層の美しさが楽しめる。ちなみに、「ミルフォイユ」という呼び方のほうがフランス語らしい発音となる。
季節の花などをかたどった和菓子は日本ならではの四季を感じさせてくれるスイーツだ。生菓子と半生菓子、干菓子の3種類に大別することができる。
白あんと砂糖をベースに求肥などを加えて形を作った生菓子。和菓子の代表格で、桜や紅葉、椿など季節に応じてさまざまな形に変化する。お茶席には欠かせない和菓子として知られている。
もち米をこねて伸ばし、焼いた生地にあんこを包んだスイーツで半生菓子に分類される。薄い皮の軽い食感とあんこの甘味が相性たっぷりで、お土産としても人気の和菓子だ。
加熱した穀物を干し、そこに水あめを加えて乾燥させたスイーツで干菓子に分類される。いろいろな種類があるが、雷おこしがもっとも有名で浅草土産として定着している
中華料理はなじみ深いが、中国スイーツはあまり思い浮かばないという人は意外と多いだろう。しかし、意外にも日本には中国スイーツが根付いており、いわれて気付くことも多い。
中華料理屋には必ずある杏仁豆腐は中国スイーツの代表格だ。すり潰した杏仁(杏の種)を牛乳と混ぜて寒天で固めたスイーツでさっぱりとした味わいが特徴的だ。
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その名からも分かる通り、中国ではお月見のときに食べられる。薄い皮にたっぷりのあんこが詰まっており食べごたえはバツグンだ。また、皮に書かれた模様の美しさも必見だ。
飲茶の1つとして親しまれているスイーツで、日本でもよく見かけられる。蒸しパンのような見た目をしているが、本場中国の馬拉糕は高さがあり、しっとりとした食感を楽しめる。
フランス菓子と並んで高い人気を誇るイタリアスイーツ。イタリアスイーツは「ドルチェ」とも呼ばれ、ちょっとした甘味としても楽しめる。
映画「ローマの休日」でもジェラートを食べるシーンがあるように、イタリア人にとっては欠かせないスイーツ。一般的なアイスよりも含まれる空気の量が少ないため濃厚な味わいを楽しめる。さまざまなフレーバーが楽しめるのも魅力の1つだ。
コーヒーの苦みとマスカルポーネチーズのコク、ココアの香りの3つがほどよく調和したスイーツ。茶色と白色のコントラストも見ていて楽しい。
イタリアのクリスマスでは欠かすことができないスイーツで、生地の中にレーズンなどのドライフルーツがたっぷりと入っている。ちなみに、ドライフルーツが入っていないものは「バンドーロ」と呼ばれ、こちらもクリスマスに食べられる。
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スイーツを語るうえで忘れてはならないのがチョコレートだ。チョコレートを使ったスイーツは世界各国で作られており、チョコレートケーキだけでも一覧にすると膨大な量となる。ここでは、メジャーなチョコレートケーキを一覧で紹介する。
日本ではケーキの1種類として知られているガトーショコラだが、実はフランスではチョコレートケーキ全般を指す。日本で作られるガトーショコラは重厚感があり、濃厚な味わいを楽しめる。
アメリカで誕生したブラウニーは材料を混ぜて焼くだけで作れるため、料理初心者にもおすすめのスイーツだ。チョコチップやナッツを加えれば食感の変化も楽しめる。
外側は普通のチョコレートケーキのように見えるが、割ると中からチョコレートソースが流れ出てくる。ケーキ部分のチョコと流れ出るチョコの2つを楽しめるため、チョコ好きにはおすすめのスイーツだ。
有名な劇場「オペラ座」から着想を得たスイーツで、生地とガナッシュ、クリームの3層が美しい。チョコの甘味とコーヒーの苦みが大人の味わいを演出してくれる。
オーストリアのウィーンで誕生したザッハトルテは、アプリコットジャムが入っているのが特徴だ。濃厚なチョコレートケーキとアプリコットジャムの酸味は相性バツグンで、贅沢な味わいを楽しめる。
スイーツを一覧にすると、その多様性が一目瞭然だ。チョコレートケーキというジャンルだけでもさまざまなスイーツを見つけることができる。また、国ごとに見るとスイーツから歴史も伺い知ることができて面白い。日本では知られていないスイーツも多くなるので、気になる人はぜひ調べてみよう。