食・料理
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鍋の具材に使う野菜として、キャベツが人気を集めている。和風出汁や洋風出汁など、さまざまな味に合わせやすく、ほかの具材との組み合わせ方も豊富だ。そこで、本記事では鍋の新定番具材であるキャベツの美味しい食べ方を紹介していく。
キャベツを鍋に入れる際は、どのような切り方をすればよいか迷うかもしれない。おすすめなのは、鍋の種類に合わせて切り方を変えることだ。
どんな鍋にも合わせやすい、基本の切り方はぶつ切り(ざく切り)である。食べやすいひと口大にカットしてたっぷり鍋に入れよう。まるごとのキャベツを切る場合は、4等分に包丁で切り、芯を除いてカットしていくと切りやすい。じっくり煮込む場合は、芯の部分も鍋に入れよう。キャベツは加熱するとしんなりしてボリュームが減るため、やや大きめに切るのがポイントだ。
【鍋の種類に合わせた切り方】
豚肉は、キャベツと組み合わせる鍋具材の定番である。同じ組み合わせでも味付けを変えるだけでまったく違った印象の鍋料理になる。キャベツと豚肉を使った、美味しい鍋料理を見ていこう。
【キャベツと豚肉のミルフィーユ鍋】
キャベツと豚薄切り肉をミルフィーユのように重ねて煮込む鍋料理だ。味付けは和風出汁と醤油が定番だが、コンソメで煮込んで洋風にしても美味しい。脂の旨みを味わえる豚バラ肉を使うのがおすすめだ。
【キャベツと豚肉の味噌風味鍋】
豚汁のようなやさしい味の鍋で、ごはんに合う。味噌は具材に火が通ってから、仕上げに加えることで風味が落ちにくくなる。バターを加えてコクを出すのもおすすめだ。
【キャベツ入り豚キムチ鍋】
キムチを使ったチゲ鍋風の料理で、ピリ辛風味が食欲をそそる。ニラやきのこ、豆腐などを追加して具沢山にするとより美味しい。
【キャベツと豚肉のカレー鍋】
スープカレー風のさっぱりとした鍋で、キャベツのほかに玉ねぎや人参などを加えると美味しい。野菜は炒めてから煮込む。〆にカレーうどんにするのがおすすめだ。
鶏肉も鍋の定番具材で、キャベツとの相性もよい。さまざまな食べ方ができるが、とくにおすすめのものを紹介する。
【キャベツと鶏手羽元のさっぱり鍋】
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ポン酢スープをベースにした、さわやかな風味の鍋料理だ。鶏手羽元をじっくり煮込み、やわらかく仕上げよう。シンプルな味付けのため、キャベツの甘みと鶏肉のコクが堪能できる。
【キャベツと鶏団子の塩ちゃんこ鍋】
昆布出汁ベースのやさしい味わいと、鶏ひき肉で作った肉団子の旨みが合う。キャベツのほか、油揚げやきのこ、もやしなどを加えると美味しい。
【キャベツと鶏むね肉のトマト鍋】
コンソメとトマト缶を使ったスープで煮込む、洋風の鍋料理だ。キャベツと鶏むね肉は大きめに切ろう。きのこや人参、玉ねぎ、ブロッコリーなどを加えるのがおすすめだ。
【キャベツと鶏もも肉だけの無水鍋】
キャベツから出る水分だけで蒸す鍋料理で、キャベツの甘みと鶏肉の濃厚な味わいを楽しめる。キャベツをたっぷりと使い、弱火でじっくりと時間をかけて蒸すのがポイントだ。保温性の高い土鍋を使うと作りやすい。
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キャベツは淡泊な味わいで、どんな味付けや具材とも合わせやすい。そのため、鍋料理のバリエーションも広げやすい。変わったアレンジをしても美味しく仕上がりやすいのだ。
さまざまな出汁やスープを使ったキャベツの鍋料理を紹介したが、たとえばトマト鍋にチーズを加える、味噌鍋に豆乳を加えるなど、新たな食材を追加すれば簡単にアレンジできる。さらに、下記のような変わった鍋料理もキャベツが具材なら試しやすい。
【アンチョビとキャベツの洋風蒸し鍋】
ニンニクを炒めたオリーブオイルで玉ねぎとアンチョビ、キャベツを炒めて白ワインで蒸し煮にする料理だ。ワインのおつまみにもなる、イタリアン風の味わいが美味しい。
【キャベツと魚介のアヒージョ風鍋】
多めのオリーブオイルでニンニク、エビなどの魚介類、ベーコンを炒め、白ワイン、キャベツ、きのこ、好みの野菜と水を加えて煮込む。味付けは塩こしょうが定番だが、醤油も合う。
【キャベツまるごと鍋】
キャベツ1玉の芯をくり抜き、豚ひき肉や鶏ひき肉で作ったタネを加えて煮込む。スープは和風や洋風、トマトやカレー風味など気分に合わせて選ぼう。くり抜いた芯も、みじん切りにしてタネに加えて煮込めば食べられる。
キャベツは煮込むとやわらかくなり、甘みも出て食べやすい。鍋料理の定番具材として、さまざまな食材や味付けと組み合わせながら楽しめる。同じ食材との組み合わせでもキャベツの切り方や肉の部位、味付けを変えるだけでアレンジできる点も嬉しい。好みのものを試しながら、キャベツを使った鍋料理のバリエーションを広げよう。